未完成

自分の事しか考えて無い
協調性の欠片も無い
そんなわたしはきっとあなたを
"友達"と呼ぶ権利は無い

苦しいのは自分だけ
泣きたいきもちはわたしだけ
そんなわたしはきっとあなたと
手を繋ぎ合う権利は無い

冬の風より冷たいあなたの掌を
わたしなんかが温めて良いの
冬の海より哀しいあなたの瞳を
わたしなんかが見つめて良いの

いつでも未完成なわたしたちは
苦しいなんてことは口にしない
1歩1歩確実に歩んでることを
自覚したくてもがいてるんだ


2005年2月3日