微かな期待

貴方が儚く散る朝
爽やかな囀りすら鬱陶しい
こんな自分に嫌気が差して
何時までも眠って居たくなった

嗚呼! すべてを大嫌いと叫べたら良いのに!

貴方を遠く想う夕
温かな夕焼けすら息苦しい
こんな自分が余りに醜くて
目を背けて仕舞いたくなった

嗚呼! すべてに絶望出来たら良いのに!

貴方にさえ
この世界にさえ
こんな自分にさえ

微かな期待を秘める自分が疎ましい


2005年12月14日