神様の言葉
なみだの理由をあたしは知ってる
肌にまとわりつく湿った風も
すこし高い平熱も
悠然と揺れる 大きな青も
わからないのは かみさまのことば
いまもあの詩を唄っていますか?
同じ空をみて 笑っていますか?
そんな事はもう 何の意味も成さない
なみだの理由をあなたは知ってる
同じ事を繰り返すからっぽのあたしも
すこし弱い夏風も
燦然と輝く 大きな紅も
わからないのは かんしゃのねいろ
いまのあたしは解っていますか?
同じ空をみて 美しさを感じますか?
そんな事はもう すこしの価値もない
わからないのは あのひとのこころ
2006年7月6日