遠く臨界点に
きみの背中が見える

手を伸ばしても
名前を叫んでも
届くことはない

きみはきっと
ぼくを見ない

それだけは
ここからでも
わかるよ

きみと同じ道を
歩くことができないなら

ぼくはもう
どこにも行きたくない


「後姿」070713