いくつもの夏を乗り越えて
湿った背中を抱きしめたい
打ち水の夕涼みでまた
明日のことを語り合おう
いくつもの秋を踏み越えて
歪んだ想いを抱きとめたい
木の葉色の風に巻かれて
あの日のことを謝ろう
いくつもの冬を踏みしめて
熔けた泪を抱きよせたい
どこまでも続く足跡に
いつかの夢を重ねよう
そしてまたいつか巡り来る春に、
(思いを馳せて)
「春へ」070916
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