ごまかした三人称の向こう側に
いつかの彼の笑顔が見える

薄れてゆく記憶
色褪せてゆく映像
おぼろげになる言葉

ああ だけどそれでも
まだ耳元で聞こえている
確かな台詞に
涙が出る


「君の声」071216