どうせ果たされる事のない約束を
飽きもせずにまた契って
"絶対"なんて云う無責任な言葉で
悪怯れる事もなく嗤って

ただ一定の速度で
何事にも無関心に
時間はとめどなく
色々を流してゆく

この混濁した思いも
風化して消えれば良いのに
この美化された記憶も
劣化して堕ちれば良いのに


「反復」080504