教えてほしいのは、想いを消す方法
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夏の夜に咲いた花が、
無性にあたしの心を掻き乱したよ
やめてよ、あのひとに会いたくなる
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ねぇ、もっともっと小さいころは、
簡単に"すき"を口に出来たね。
いつからあたしたちはこんなに不器用になったの?
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目を瞑ると、あの頃の記憶が鮮明によみがえるの
きみの背中、きみの横顔、きみの笑顔
そういえばあの頃は…きみばかりみていたよね
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あたしの知らないきみが笑う
なんだろう、それだけで、胸が痛い
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遠い空へ手を伸ばしても触れられないように、
あたしからあなたへの距離は、遠かったよ
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あいしてる、だとか、だいすきだよ、だとか、
いちばん心に溢れてる想いは
いちばん言葉にあらわしづらいね
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本当はありがとうって、大すきだよって、
言いたかった
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ゆっくりと、しずかに、消えてゆくんだろうな
あなたの中のあたしの記憶
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忘れないでほしいだけだったのに、なあ
どうしてこんなに心は欲を増していくんだろう
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やめて、やさしくしないで
もうこれ以上あたしに求めさせないで
すきになる、抜け出せなくなる
愛してほしいと思ってしまう
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どうしてきみのことをかんがえるだけで
なみだがでそうになるんだろう
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お腹がすいたり
喉がかわいたり
どんな状況だって、この体は生きようとするね
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どうしようもない現実の中で
どうしようもないあたしが
"どうしようもないな"って笑いながら、生きている
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ねぇ、いつまでもこうやって歩いていけるかな
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希望の光がひとすじみえたよ
この果てにはなにがあるのかと思うと不安になるけど
きみがいるかもしれないと思うと歩いていけるよ
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こんなに哀しい汚い世界でも
きみがいると思えばいつまででも生きていける気がする
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今まで歩いてきた道は振り返りたくない
振り返ると涙が出る
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くやしい、あのひとのことで、またこんなにも、くるしい
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あたしがきみの事を想っているとき
きみはどんな事を考えているのかなあ
あたしの事なんて、頭の端にも無い事は
ちゃんと、ちゃんと、知ってるよ