止め処ないゆるやかな恋の唄をきみに

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きみの名前を呼ぶだけで
きみの文字を辿るだけで
どうしてこころは形をかえるんだろう
どうしてなみだは形となってしまうんだろう

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きみが元気で笑っていられればそれでいいのかもしれない
それだけであたしの人生の糧になるのかもしれない
ねぇきみは、元気ですか?

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遠い空に捧ぐ祈りの詩を
淡い夢に捧ぐ祈りの詩を
届かないと知りつつも
いつだって紡いでしまう

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消えゆく想いを塞ぎとめたなら
濁って汚れて、渦巻くのだろうか

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愛する事に
苦しむ事を伴うという事は
避けられない事なのだろうか

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ねぇ君が笑うと
泣きたくなるぐらい、幸せだよ

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冷たい風に、凍えてはいないですか
高すぎる壁に、苦しんではいないですか
あなたは元気で、笑っていますか

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突き抜ける青い空に響くブーツの音がすき

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紅く染まる遠い空に
きみの笑顔を思う夕

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笑おう 笑おう
涙が出るくらい
疲れるくらい笑ったら
きっときみも思い出の中で笑ってくれる

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何年経ってもきっと
きみの事は忘れないんだね
これからはきみの思い出も
あたしの一部だと思って生きてゆく

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どんなに形式的な文章でも
どんなに有り触れた言葉でも
きみが放てば、魔法の言葉

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あたたかいココアより
新しいストーブより
きみの言葉と掌の温度が
あたしを強く、あたためるよ

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きみを糧に、生きています

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きらきら輝く太陽の下で
きみの笑顔もきらきら輝いていればいい

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青い空に想うのは
君と見たあの空の事
誰かの笑顔に想うのは
隣に在った君の笑顔
涙の夜に想うのは
君を想い,泣いた事

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甘い蜜を下さい
忘れられないくらい甘い蜜を
嘘という名の甘い蜜を

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どんなに満たされたって
どんなに幸せだって
足りないものがいつもひとつ
いつもひとつ

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声をあげて泣いた日は
あなたの事を思い出してしまった日