植物に水をあげるとき
加湿器に水を入れるとき
お風呂の栓を抜くとき,いつも思う。
これだけの水があれば
何人の子どもたちが,明日の光を見られるのだろう。
そう思いながらわたしは今日も水を棄てる。
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君の隣の青いギミック
僕が笑う為の嘘
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凍える世界に眩しすぎる赤が
心の奥の鍵をも融かす
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出来ないから夢見る
不可能だから憧れる
憐れなほど真っ直ぐな"夢"が痛くて
眩しくて
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笑う君の隣
素直にトリッキーなあたし
どうにでもなってしまえばいいと思って
遠い光を見てた
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わたしをみつけだして
いつだってまえとおなじばしょで
むらさきいろのそらをみあげてないているよ
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あたしだけのメロディで
きみの心に入り込めたら
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涙の流れない道を
雨に打たれない道を
胸が痛くならない道を探して
楽になれるようにっていつだって逃げてる
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"ありがとう"は魔法の言葉
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涙が止まらなくなった時
寂しくて堪らなくなった時
苦しくて居たたまれなくなった時
頭の中に木霊するあなたの声
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誰も知らなくていい
あたしが泣いてる事
あたしが悩んでる事
あたしが苦しんでる事
誰も知らなくていい
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どうしようもない心の隙間を埋める為に
赤い爪は肌に苦しみを描く
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傷付いてない振りして
"熱くなった方が負けよ"って嘲笑って
本当は助けて欲しくて叫んでるんだ
誰より何より滑稽なのは自分だって解ってる癖に
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きみが笑っていれば良いのに
きみの目に映る世界だけが輝いていれば良いのに
きみが笑っていれば良いのに
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なにもかも壊れてしまえば良いと思って泣いた夜
夢の中であたしは海を泳いで
あなたの名前を呼んでいた
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耳も目も塞いで
体を小さく丸めて
あのひとの声だけがあたしの中に溢れればいい
あたしの中に、あのひとだけ、に、なればいい
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考えても無駄な事を考えて
堕ちてゆく自分を感じる
堕ちる所まで堕ちたあたしを救うのは
結局あのひとの声だけ
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体の中の水分がすべて涙に溶け出した気がした
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解った振りしてるあのこが
"大丈夫だよ"って笑った
どうしようもない憎しみと
偽物の笑顔が零れ出した
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誰かに見せる笑顔は殆どが偽物です
涙なくして越せる夜はありません
どうしようもなく様々な物に依存しています
それでもあなたが、"いいんだよ"って、笑うなら…